SNSを使ったオンラインカジノの違法な決済代行が摘発されました。暗号資産を使った賭博行為が問題視され、国内利用者にも摘発の波が広がっています。
どんな手口だったのか、そして規制の強化はどう進むのか――事件の詳細を追います。
SNSを悪用した決済代行業者の摘発
SNSを使った違法なオンラインカジノ決済の実態が明らかになりました。兵庫県警は、暗号資産を使って賭博行為を手助けしたとして、東京都渋谷区の会社員(39歳)を含む男女3人を逮捕。このグループは「けけまるショップ」というSNSアカウントを使い、簡単に取引を行っていたとされています。
このショップには約1万人もの顧客が登録されており、取引金額の3%を手数料として徴収。別の事件をきっかけにこのネットワークが発覚し、警察が摘発に踏み切ったとのことです。
国内利用者にも摘発の波
今回の摘発は業者だけにとどまらず、オンラインカジノを利用していた国内ユーザーにも及びました。兵庫県内に住む利用者3人が書類送検され、常習賭博の疑いで調べを受けています。
「ゲーム感覚で楽しんでいただけ」と語る利用者もいる一方で、国内からのオンラインカジノに対する賭博行為の監視が強化されており、これを受けて利用者もリスクを再認識する必要があります。
SNSや暗号資産が生む新たな問題
LINEのアカウントを使った決済代行や暗号資産の取引は、便利さの反面、違法行為にも利用されやすい現状も浮き彫りに。警察はSNSの利用状況を監視し、違法なネットワークを重点的に取り締まる方針を示しています。
また、業者だけでなく、利用者にも法的リスクを理解させるため、啓発活動の強化も求められています。
オンラインカジノ規制の未来
今回の摘発は、オンラインカジノに関する規制がさらに強化される可能性を示唆しています。SNSや暗号資産を利用した新しい手口が次々と出てきており、警察や関連機関の対応が注目されます。