オンラインカジノ摘発、昨年の約2.7倍に急増
2023年1月から11月にかけて、警察が摘発したネットカジノ利用者の数は143人に達し、前年の約2.7倍に急増。
摘発の大半はスマートフォンを利用しており、警察庁はその増加を深刻に受け止めています。
2023年のネットカジノに関連する摘発件数は、過去最高のペースで増加。
警察庁によると、2022年の52人から急増し、今年は143人に達しました。
ある警察関係者は、「オンラインカジノは、利用者が簡単に賭けを始められるため、依存症のリスクを軽視する傾向があります。摘発を行っても、利用者は新たな方法でアクセスを試みるため、根本的な対策が必要だ」と語っています。
オンラインカジノ利用者が急増中
国内でオンラインカジノを利用する人数が急増しています。
国際カジノ研究所(東京)が2024年8月から9月に実施した調査によると、1年以内にオンラインカジノで賭けた経験がある人は全体の2.8%にあたり、国内推計では約346万人に達しています。
増加の背景
- スマホの普及と利用の手軽さ
オンラインカジノの主な利用手段はスマートフォンです。操作が簡単で、外出先でもアクセスできることが、利用者増加の大きな要因。 - ストレス解消や収入増加の期待
摘発された利用者の中には、ストレス解消や「稼げる」との期待からオンラインカジノを始めた人が多いと報告。 - コロナ禍の影響
自宅時間が増えたコロナ禍で、オンラインエンターテイメントの需要が高まったことも背景。国立病院機構久里浜医療センターの調査によれば、インターネットを使ったギャンブルの利用が、依存症が疑われる人々の間で19.9%増加したというデータもあります。
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オンラインカジノは、違法行為や社会問題を抱えるリスクがあります。
利用者は慎重に行動することが大切になってきている。